島村ジョーと言う名の見習いサンタが、寂しい顔を一匹の幼いトナカイに出会い気になってしまい話かけた。
「君、一体どうしたの?」
「誰も僕に話かけてこないんだ」
「どうして?」
「僕ねこんな体なんだ」
と幼いトナカイは体の一部を見せてきた。
赤い髪の毛、足にはジェット装置が付いていて周りのトナカイとは浮いて見えていた。
名前はジェット・リンクって言うらしい。
「へえ、ジェットと言うんだね。独りぼっちだったら僕と友達にならない?」
「えっ、僕と友達になってくれるの?」
「うん、だって僕も一人だし。そうしてくれると嬉しい」
一人のサンタと一匹のトナカイは固い友情で結ばれるようになった。
トナカイの成長は早く、もう半年するころには大人になっていたが、ジェットトナカイは相変わらず、ジョーサンタにくっついて歩いていた。
「凄いなおい、ジョー」
「何が?ジェット」
「あれだよあれだよ。俺はジェットエンジンで空を飛べるけど、他の連中はどうすんだろ…」
「さぁ、トナカイの君が知らないのだったら僕は余計知らないと思うけど…」
「そうか、俺は半年で大人になるけど、サンタって成長が遅いな…俺の方がもう大人だ」
それを聞いてぶすむくれたジョー。その顔を見たジェットは益々可愛いと思うようになった。
ジェットはいつの頃か解らないがジョーに恋心を抱くようになっていたのであった。
ある日ジョーが帰宅するとジェットが周りの大人のトナカイに囲いこまれていた。
「待って、ジェットが何をしたんだよ」
「何もかもがいけ好かないんだよ…出ていけ!」
それを聞いたジョーはブチ切れて、
「解ったよ。じゃあ、僕も一緒に出ていく」
とジェットの手をひいて家から出ていった。
「おい、ジョー。何でお前まで…」
「僕一人置いていくの?酷いよ、君の事が好きなのに…」
その言葉を聞いて俺は愕然とした。まさか、ジョーが俺と同じ気持ちだとは夢にも思わなかったからだったから…。
「今日は此処に泊まろう」
と暫く移動した先に小さな小屋がありそこに入っていった。
暖炉に火をつけ、
「ジェット、抱いて…」
その言葉を聞いた途端、俺の理性はどこかに飛んでってしまった。
ジョーを抱きしめ唇を奪い、服を脱がせ、おもむろに秘孔を弄りだす。
「あ…ん、あ…ん」
甘い喘ぎ声を出すジョー。それを聞いたジェットは弄っている指を増やし、ほぐれた所にモノを宛がい一気に貫いた。
最初は痛がっていたが、徐々に甘みを帯びる。
朝方までイカされ続けられたジョーだったが寝落ち寸前、
「いつまでも一緒に居てね。何処にも行かないで…」
と言う声を聞いたジェットは、
「ずっと一緒だ…。何が何でもお前を守る」
決意を新たにしたのであった。