フランソワーズは再び日本にやってきたジャンを迎えに空港にやってきた。
「嬉しいわ。ジャン兄さんにまた会えるなんて…」
「研究所の人たち、みんないい人だね。ただ、ギルモア博士は少し痛々しいかな?自分を責めて」
「そうなのよ…。博士だって騙されていたのに私たちの一生を奪ってしまったとずっと悔やんで」
「ちょっとづつ癒えるのを待つしかないかな」
「そうね。そうだ急がなくちゃ、張大人がごちそうを作って待ってるのだったわ」
「そうか、彼の作った食事。美味しいものな。」
家路に着く二人はみんなに迎えられ、御馳走を前にして
「おめでとう。フランソワーズ」
と一斉にクラッカーを鳴らされてびっくりしたが、
「ありがとう、みんな」
「ジャンさんもどうぞ」
グラスを渡され宴が進んでいくのを見たギルモア博士は、
「良かった。今日も無事にこの日を迎える事が出来て…」
と涙くんでいた。
「博士。いつもありがとうございます。そしてお誕生日おめでとうございます。」
一斉にお祝いの言葉を言っていた。